変形性膝関節症

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高位脛骨骨切り術

脛骨のほねを切って少し角度を変えることによって、O脚変形のために内側に偏った過剰なストレスを比較的きれいな軟骨の存在する外側に移動させる手術です。脚の形はO脚からややX脚に変わります。患者さんのひざが温存できるので、正座が引き続き可能であったり農業などの仕事やスポーツに復帰された患者さんが多くいらっしゃいます。

高位脛骨骨切り術の説明

脛骨の内側から外側に向かってほねを切り、脛骨の内側を開いて矯正します。この手術の利点としては、自分のひざ関節が温存され機能が維持される点、日常生活の制限がなくスポーツ活動も可能である点です。ただし、手術後1〜2年程度経過した時点で手術した箇所のほねがくっつくため、この手術で使用した金属を抜去することをお勧めしており、その際には再度入院・手術が必要です。また、この手術で矯正できる角度には限界があるため、患者さんごとにご相談させてください。

術後のリハビリテーション

ひざ関節周囲の筋肉を強化し、バランスや可動域を回復させるために、徐々にリハビリテーションを始めます。経験豊富な当院のリハビリスタッフがサポートします。いずれも日常生活への復帰を目的とした内容になります。退院後の職業復帰は、職種にもよりますがひざへの負担が少なければ退院後から可能です。当院では手術1週間後より立位・歩行訓練開始、手術2週間後より手術した側のあしに全体重をのせての歩行訓練を行い、手術後3週間程度で歩いて退院としています。

関連リンク

  • 外来医師当番表
  • 膝専門外来(青梅膝関節センター)
  • 変形性膝関節症の治療について

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